【初心者向け】ドメイン・サーバにアレルギー反応を起こしてしまうWeb開発従事者へ
先日、そこそこの職務経験のある先輩が言っていた一言。
「ドメイン移管っていまいち手順が覚えられないんだよねぇ。」
Webデザイナーにとって切っても切れない関係性であるはずのドメイン。にも関わらず「よくわからない」と言う声を頻繁に耳にする気がします。
デザイン制作やコーディングのように、毎日のように発生する業務ではないし、一度成功してしまえば余程のことがない限り思い起こすことのない作業ではありますが、その度に「あれっ…なんだっけ?」ってなっても仕方ない。
なので、ドメイン・サーバに悩むWeb開発従事者のために、改めてまとめたいと思います。
そもそもドメインってなんすか?
私なりの解釈のため、若干の誤りがあると思いますが、その辺は許容していただけると幸いです。
ドメインとは
まず「ドメイン」ですが、このWebサイトでいう所の「webdesign-gokaku.com」になります。これはWebサイトを特定するための「住所」のようなものであります。Webブラウザのアドレスバーに閲覧したいWebサイトのURLを入力すると、Webサイトが表示されます。
ドメイン以外でもWebサイトを閲覧する方法がある!
ちなみにドメイン以外にもWebサイトを表示させることも可能です。
それはWebサーバのIPアドレスと、ポート番号によってWebサイトを指定する方法です。
このIPアドレスとは「世界地図で言う所の経度と緯度」のようなものだとご理解ください。
どうやってドメインとIPアドレスを紐づけているのか?
ドメインは取得しただけではWebサイトを表示させることが出来ません。
ドメインとWebサーバを紐づける必要があります。
最近では「ネームサーバ設定」と言う機能を提供するドメイン管理会社が多くあります。ドメインを取得した方(オーナー)に提供されるコントロールパネルから、簡単に紐付けを実施できます。
じゃあ、Webサーバーってなに?
WebサーバーとはWebサイトを公開する際に格納する「場所」だとお考えください。
ドメインと紐づけられたWebサーバにWebサイトデータを格納することで、Webサイトとして公開することが可能です。
Webサーバーには様々種類のサービスが存在します。使用用途によって使い分ける必要がありますので、覚えておきましょう。
サーバの種類
共有サーバー
既に必要な機能・ライブラリがセッティングされた状態で提供されるWebサーバーです。
各家電付きのアパートと言った感じでしょうか。
サーバー構築の手間がいらないため、簡単にWebサイトを公開できます。
レンタル費用が安価で、主に小規模なWebサイト構築に向いていますが、最近では中規模・大規模にも対応可能なサービスも増えてきています。
定期的なアップデートやメンテナンスはサーバー提供会社が行ってくれるため非常に便利です。
ただ、オーダーメイドでは無いため、独自の拡張が出来ないことが多いです。
またサーバーを別のWebサイトと共有しているため、同じサーバーに格納されたWebサイトにトラフィック超過やトラブルが発生した場合、そのとばっちりを受けてしまいます。
専用サーバー・VPS
「専用サーバー・VPS」は独自でセッティングを必要とするWebサーバーです。
自由自在に建設できる注文住宅と言った感じですね。
レンタル費用は比較的高額で、基本的にWebサーバー構築の専門知識が無いと使いこなすことができません。
ただ、独自の拡張性が非常に高く、用途に応じて自由自在に拡張が可能です。
また、他のWebサイトとサーバーを共有していないため、他社のトラブルに影響を受けることはありません。
メンテナンスはサーバーオーナーが実施する必要がありますが、サーバー内をきちんと把握していれば、大きな問題では無いでしょう。
中規模・大規模サイト・会員数が多いSNSやショッピングサイトの運用に適しています。
また、レンタルサーバーのホスティング事業を行うことも可能です。
それぞれ用途に合わせて使い分けが必要です。
構築するWebサイトの規模やビジネスモデルを想像して、過不足のないようにしましょう。
次回は、ドメイン移管についてです。
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