ウェブデザイン技能検定試験問題、二級を解説(21)〜(25)

5月に行われたウェブデザイン技能検定の過去問について解説をいたします。
回を重ねるごとに問題は難易度を増し、私もキチンを解説できるが不安ですが、頑張ってみます。

ウェブデザイン技能検定二級 (21)〜(25)の解説

ウェブデザイン技能検定二級は、(1)〜(15)は○or×の二択問題、(16)〜(40)が四択問題になります。
(21)〜(25)はWeb標準に関する話や、適切なCSSの再現などが出題されます。

(21)次に示したのは、ウェブコンテンツJIS(JISX8341-3)の達成基準2.4.4 である。[A]にあてはまる語句として、最も適切なものを以下より1つ選択しなさい。

2.4.4リンクの目的(コンテキスト内)の達成基準それぞれのリンクの目的が、[A]単独で判断できるか、又は[A]とプログラムによる解釈が可能なリンクのコンテキストとから判断できる。ただし、リンクの目的がほとんどの利用者にとって曖昧な場合は除く(レベルA)。

1.ラベル
2.title属性
3.target属性
4.リンクのテキスト
正解:4
すごく分かりにくい文章ですが、「リンクに記載された文字で、クリックした先の動作を伝えましょう」ということです。
なので、正解は「4.リンクのテキスト」になります。

(22)次のHTMLを、図のように表示させることのできるCSS(default.css)はどれか。以下より1つ選択しなさい。

※こちらの問題は、文章だけでは再現しにくいため、以下のページをご確認ください。
http://www.webdesign.gr.jp/kentei/open/R01-1-2_gakka_open.pdf
正解:1
2.×:のCSSは[nav]にfloat:rightが記述されているため、メニューが右に寄ってしまいます。
3.△:のCSSは[main]にpadding-leftがないため、[nav]と[main]が重なる可能性があります…が正常に再現するかも??
4.×:のCSSは[main]にfloat:leftが記述されているため、メインが左に寄ってしまいます。

(23)「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」において、「個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかに、その利用目的を、本人に通知し、または公表しなければならない」と規定されている。ここでの「公表」の事例として、該当しないものを以下より1つ選択しなさい。

1.店舗販売においては、店舗の見やすい場所へ掲示すること。
2.通信販売においては、通信販売用のパンフレットなどへ記載すること。
3.会員向けに限定されているウェブサイトにおいては、ユーザID・パスワードによる認証を行い、さらに複数回操作した後に閲覧できる場所に記載すること。
4.自社の店舗・事務所内においては、ポスターなどに記載し掲示すること。
正解:3
この問題の「公表」は、誰でも簡単に分かりやすく掲示する事をさしています。
3はアクセスしにくい場所に公開されている事を意味するため、「該当しない」となります。
※この問題はよく出題されます。

(24)UNIXサーバでファイルのパーミッションを3桁の数字で設定する場合、十の位に該当するユーザはどれか。以下より1つ選択しなさい。

1.匿名ユーザ
2.グループ
3.所有者(オーナー)
4.般ユーザ
正解:2
UNIXサーバにおけるパーミッションの十の位は、「グループ」を意味しています。
※この問題はよく出題されます。

(25)次のPHPのコードで$json に値を代入した。「2級」という出力を得るためにAに入れるものを以下より1つ選択しなさい。

<?php
$json = json_decode(‘{“web”: “design”, “kentei”: “2級”}’);
print(A);
?>
1.$json[“kentei”]
2.$kentei
3.$json->kentei
4.$json.kente
正解:3
この問題の正解は「3」です。それ以外はエラーになります。

次は二級を解説(26)〜(30)です。