【デザイナーにおすすめの国家資格】ウェブデザイン技能検定3級(学科) 過去問徹底解説:平成30年度第2回(21)〜(25)

2019年5月19日

続いては「Webデザイン技能検定3級(学科) 絶対に合格できる過去問徹底解説:平成30年度第2回(21)〜(25)」です。
ここではCSSやJavascriptの基礎、文字コードに関する設問が出題されます。

Webデザイン技能検定3級(学科) 絶対に合格できる過去問徹底解説:平成30年度第2回(21)〜(25)

※こちらの設問につきましては、以下のリンクをご確認ください。
http://www.webdesign.gr.jp/kentei/open/H30-2-3_gakka_open.pdf

では、参ります。
4.以下の設問に答えよ。

第21問:次のHTMLを例のように表示させることのできるCSSを以下より1つ選択しなさい。

こちらの設問は、過去問よりご確認ください。
http://www.webdesign.gr.jp/kentei/open/H30-2-3_gakka_open.pdf

正回答:3
こちらの回答は消去法で考えます。
1、NG:CSSを「list-style-type: square circle;」のように指定していますが、このような記述はNGです。
2、NG:二つ記述したCSSが、それぞれ同一のセレクタを指しています。これは上に記されたスタイルを下のスタイルに「書き直している」ことを意味しています。
3、OK:上位階層のulに「list-style-type: square;」、下位階層のulに「list-style-type: circle;」を指定しています。設問に記載された表現を実現できます。
4、NG:3と似ていますが、下位階層のulに「list-style-type: disc;」を指定しています。これはリストの円が黒く塗りつぶされる為、正しくありません。

第22問:外部スタイルシートを利用することのメリットとして、直接関係ないものはどれか。以下より1つ選択しなさい。

1. ページレイアウトが正しく再現される。
2. デバイスやユーザ環境に応じたスタイルシートを適用させることが容易となる。
3. 複数ページに同一のスタイルを適用することが容易となる。
4. 文書構造や内容に変更を加えずにレイアウト変更することが容易となる。

正回答:1
2、3、4、については、外部スタイルシート独自のメリットと言えますが、1については直書きやheadタグ内に記述する場合も該当してしまいます。

第23問:img要素に対する代替テキストが不要と判断された場合、alt属性はどのように記述すべきか。最も適切なものを以下より1つ選択しなさい。

1. alt属性自体を省略する。
2. alt=”” と記述する。
3. 不要であってもなんらかのテキストを入れる。
4. 代替テキストが不要となるケースは存在しない。

正回答:2
代替テキストが不要な画像は<img src=”” alt=”” >と記載してください。
最近では代替テキストが不要になる画像を掲載するケースはほぼなくなりましたが…

第24問:HTMLコードのbutton要素に加えたonclick属性に、次のようなイベントハンドラを定めた。このボタンをクリックしたときの動きとして最も適切な説明はどれか。以下より1つ選択しなさい。

<button onclick=”alert(‘first’)’);”>click me</button>

1. ダイアログは開かずにエラーになる。
2. 「click me」の警告ダイアログが開く。
3. 「first」の警告ダイアログが開く。
4. 「alert」という文字が表示される。

正回答:3
上記のJavascriptは、以下のような意味になります。

・「onclick」がいつ実行するのか:click meをクリックしたとき
・「alert」がどのように表示するのか:警告ダイアログ
・「(“first”)」が何を表示するのか:firstと表示する

3級ではパラメータを変えながら、様々な設問のバリエーションが存在しますが、内容はシンプルです。
しっかり理解しましょう。

第25問:meta要素のcharset属性に指定可能な文字コードを以下より1つ選択しなさい。

1. UTF-8
2. UTF-8N
3. SWIFT-JIS
4. UTF-16CE

正回答:1
正解は「1、UTF-8」以外ありえません。そのほかは全てデタラメです。
ちなみにかつては「EUC-JP」や「SHIFT-JIS」を指定することもありましたが、最近は「UTF-8」を指定しておけば文字化けなどの問題はありません。

以上が「Webデザイン技能検定3級(学科)平成30年度第2回」の解説になります。
次回は「平成30年度第3回」の解説を行います。