【デザイナーにおすすめの国家資格】ウェブデザイン技能検定2級(学科) 過去問徹底解説:平成30年度第3回(11)〜(15)

2019年5月12日

今回は「Webデザイン技能検定2級(学科) 絶対に合格できる過去問徹底解説:平成30年度第3回(11)〜(15)」です。
引き続き、2択問題が続きます。

Webデザイン技能検定2級(学科) 絶対に合格できる過去問徹底解説:平成30年度第3回(11)〜(15)

※こちらの設問につきましては、以下のリンクをご確認ください。
http://www.webdesign.gr.jp/kentei/open/H30-3-2_gakka_open.pdf

では、参ります。
3.以下の設問に答えよ。

第11問

「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン(厚生労働省)」では、「作業環境管理」として、(1)照明及び採光、(2)グレアの防止、(3)騒音の低減措置、(4)事務所の換気、温度及び湿度の調整、空気調和、静電気除去、休憩等の為の設備等を対象事項としている。

正回答:1

VDT作業に関する設問は「作業者の健康が、最優先にされているか」が、重要なポイントになります。
上記の設問は「ガイドラインに書かれている内容と、列挙したものが全て合致されているのか」というものです。
ひとつひとつ項目を確認する必要がありますが、上記については全て合致しています。

第12問:次のHTML文書をブラウザで表示させてもdialog要素は表示されない。


<!DOCTYPEhtml><htmllang="ja"><head><metacharset="UTF-8"><title>ダイアログ</title></head><body><dialog><h1>ダイアログ</h1></dialog></body></html>

正回答:1

dialogue要素は、標準的な使用のままではWebブラウザ上に表示されません。
以下の記述にすることで、ダイアログでメッセージを表示することが可能です。


<dialogopen>

また、JSでも表示させるトリガーが存在します。
2019年時点では、ChromeとFireFoxにて実装されていますが、JavaScriptビヘイビアとスタイルシートにデフォルトスタイルを提供するポリフィル「dialog-polyfill」にてIE9以上であれば再現可能です。
実装にはdialog-polyfillはnpmにてインストールするか、CDNをHTMLファイルに記述してください。

第13問:HTML5.2のHTML構文のDOCTYPE宣言は、「<!DOCTYPEhtml>」のように「DOCTYPE」は大文字で書き、「html」は小文字で書かなければならない。

正回答:2

HTML5.2のHTML構文のDOCTYPE宣言は。大文字・小文字の記述ルールはありません。
特別な理由がない限り「<!DOCTYPEhtml>」で構いませんが、大文字でも小文字でも問題ありません。

第14問:.htaccessで行える設定はすべてhttpd.confで行うことができる。

正回答:1

.htaccessで行える設定は、httpd.confでも行うことが可能です。
同じことができますが、使いどころに違いがあります。
・httpd.conf…サーバ全体に対する設定に使用する。
・.htaccess…格納するディレクトリと、そのディレクトリに含まれる下階層ディレクトリに対する設定に使用する。

普段レンタルサーバを採用するWebデザイナーは、圧倒的に.htaccessを使用するケースの方が、多いと思います。

第15問:白(#fff)の背景に赤(#f00)の文字を表示させると、コントラスト比は4.5:1に満たない状態となる。

正回答:2

白の背景に対し赤の文字を記載した場合、コントラストは4.5:1にはなりません。
感覚的に「赤は派手!」という意識が働き思わず「1」を選択したくなりますが、正解は「2」です。
色相と彩度はコントラストに与える影響は少ないです。大切なのは「明度」です。

次回は「Webデザイン技能検定2級(学科) 絶対に合格できる過去問徹底解説:平成30年度第3回(16)〜(20)」です。