【デザイナーにおすすめの国家資格】ウェブデザイン技能検定2級(学科) 過去問徹底解説:平成30年度第4回(26)〜(30)

2019年5月12日

今回は「Webデザイン技能検定2級(学科) 絶対に合格できる過去問徹底解説:平成30年度第4回(26)〜(30)」です。
16問目〜40問目は、四択形式になります。
26問目〜30問目は「CSSのdisplayに関する知識」「SEOスパム」「SSH」などに関する設問が出題されます。

Webデザイン技能検定2級(学科) 絶対に合格できる過去問徹底解説:平成30年度第4回(26)〜(30)

※こちらの設問につきましては、以下のリンクをご確認ください。
http://www.webdesign.gr.jp/kentei/open/H30-4-2_gakka_open.pdf

では、参ります。
6.以下の設問に答えよ。

第26問:HTML5.2で1つのウェブページにmain要素を複数配置する際に必要なことの説明として、最も適切なものを以下より1つ選択しなさい。

1.1つを除いてすべてのmain要素にhidden属性を指定する必要がある。
2.1つを除いてすべてのmain要素にCSSでdisplay: none を適用する必要がある。
3.1つを除いてすべてのmain要素にCSS でvisibility: hidden を適用する必要がある。
4.特になにかを指定する必要はない。

正回答:1
一つのWebページに複数のmain要素を記述する状況はあまりありえませんが、もし複数のmain要素を記述すると、W3Cが提唱するWeb標準から外れエラーとなります。
この問題を解消させるには、一つの要素を除いたmain要素にCSSでdisplay:none;を適用させましょう。
なお、hidden要素の記述やvisibility: hiddenの適用では、視覚的に隠すことが出来ても要素そのものを無くすことが出来ないため、問題の解決には至りません。

第27問:次のHTMLにCSSを指定した場合の説明として、誤っているものはどれか。以下より1つ選択しなさい。

HTML
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset=”utf-8″>
<title>ウェブデザイン技能検定</title>
</head>
<body>
<h1>ウェブデザイン技能検定</h1>
<section>
<ul>
<li>試験概要</li>
<li>試験日程</li>
<li>受験案内</li>
</ul>
</section>
</body>
</html>

CSS
ul{font-size: 20px;list-style: none;}
section{font-size: 8px;color: #F00;}

1.試験概要の文字は赤くなる。
2.試験概要にリストマーカは表示されない。
3.試験概要の文字は8pxで表示される。
4.試験概要の文字は20pxで表示される。

正回答:3
「試験概要」の文字は8pxにはなりません。
CSSのセレクタは要素に対し、階層が近いものが優先されます。
sectionよりもulの方が、「試験概要」に近いため文字サイズは「20px」になります。

第28問:SEOポイズニングの説明として適切なものを、以下より1つ選択しなさい。

1.ブログなどのコメント欄に、本文の内容とは関係のない広告を無差別に大量に投稿する手口のことである。
2.第三者のブログに記事とはまったく関係のない内容のトラックバックを送信し、自分のブログに利用者を誘導することである。
3.検索エンジンの検索結果で特定のウェブページの表示順位を上げるために、そのウェブページへの不自然なリンクが大量に張られている状態を指す。
4.検索エンジン最適化の手法を悪用して、不正プログラムを埋め込むなどの悪意のあるウェブサイトを検索結果の上位に表示し、そのウェブサイトに利用者を誘導する手口などを指す。

正回答:4
検索エンジン最適化を悪用し、悪意あるプログラムを上位に表示される手法を「SEOポイズニング」と言います。
現在では検索エンジンロジックも複雑になり、意図的に上位表示させることも非常に難しい状況です。

第29問:SSHで公開鍵認証を行う場合、サーバ側に配置するものを以下より1つ選択しなさい。

1.秘密鍵
2.公開鍵
3.秘密鍵と公開鍵
4.鍵は配置しない。

正回答:2
正解は「公開鍵」です。
SSHでの作業を行わないWebデザイナーにとって「秘密鍵」「公開鍵」が非常にわかりにくく、紛らわしいと思います。
・秘密鍵…クライアント側で保有しておく鍵
・公開鍵…サーバー側に持たせておく鍵

第30問:次のPHPコードにより出力されるものを、以下より1つ選択しなさい。

$a = “This”;
print “${a} is good\n”;

1.{This} is good
2.is good
3.This is good
4.${a} is good

正回答:3
この問題は変数4aに「This」が定義され、print “${a} is good\n”;によって”This is good”が出力された、ということです。

次回は「Webデザイン技能検定2級(学科) 絶対に合格できる過去問徹底解説:平成30年度第4回(31)〜(35)」です。