【デザイナーにおすすめの国家資格】ウェブデザイン技能検定3級(学科) 過去問徹底解説:平成30年度第2回(1)〜(10)

2019年5月19日

Web業界唯一の国家資格Webデザイン技能検定
合格の近道は「公開されている過去問を、ひたすら繰り返し勉強するべし!」という感じです。
でも実際に問題を解いてみると「単語の意味がわからない…」「:hoverと:visitedってどっちが優先される?」「著作権?労働環境?ネットワーク?…Web制作現場では、そこまで意識してないよ〜」みたいな、すぐ知りたい!ことがちょくちょく発生します。
その都度、ググっても良いのですが、Webデザイン技能検定に関連する疑問と解説がまとめられていると、すごく便利ですよね。
なので、作りました!
過去問と正回答、解説を簡単にまとめています。
あなたが合格に一歩でも近づけられたら幸いです。

Webデザイン技能検定3級(学科)過去問 平成30年度第2回(1)〜(10)

Webデザイン技能検定3級の学科問題は、全25問。
コーディングに関する内容は勿論、色彩やネットワーク、アクセシビリティなど多岐に渡ります。
一つ一つしっかりと理解に、合格を目指しましょう。

※こちらの設問につきましては、以下のリンクをご確認ください。
http://www.webdesign.gr.jp/kentei/open/H30-2-3_gakka_open.pdf

では、参ります。

1.各設問において、正しいものは1を、間違っているものは2を、該当設問の解答欄に記せ。

第1問:2018年4月現在、W3C勧告となっているHTMLの最新バージョンはHTML5.1である

正回答:2
2017年12月に、HTML5.2が「W3C Recommendation」になりました。
HTML5.1は、最新ではありません。

第2問:いかなる環境においても、インターネットにおける通信速度に差異はない 。

正回答:2
そんなはずはありません。
山奥や地下など物理的な状況や、同時に同一のネットワークを使用するなど、様々な要因で速度は変化します。

第3問:HTML5では、a要素の内部に div要素を配置することができる。

正回答:1
できるようです。
私の個人的には、インライン要素である「aタグ」をブロック要素の「divタグ」で囲むことに違和感がありますが。

第4問:FTPはファイル送受信に使用される通信プロトコルである 。

正回答:1
アップロードも出来るし、ダウンロードも出来る。
送受信に使用される通信プロトコルですね…普段は当たり前過ぎて意識していませんが。

第5問:アクセシビリティに配慮するのであれば、テキストとその背景のコントラスト比は可能な限り低くした方がよい。

正回答:2
コントラストを低くしたら、背景色と馴染んでテキストが読めませんね。
アンニュイな雰囲気のデザインを制作する際は、コントラストが低くなりがちですので、注意しましょう。

第6問:CMS(コンテンツマネジメントシステム)は PHPで作られているので、HTMLやCSSを使用することはない

正回答:2
CMS(コンテンツマネジメントシステム)はPHPで構築しますが、フロントエンドを構築するのはHTML・CSSになります。

第7問:著作権侵害のコンテンツをウェブサイトにアップロードしても、一定数のアクセスが無い限りは違法にはならない。

正回答:2
アップロードの時点で違法です。

第8問:非可逆圧縮では、圧縮データを復号しても、圧縮前のデータを完全に復元することはできない 。

正回答:1
非可逆圧縮で圧縮したデータは、復元できません。
元データは大切に扱いましょう。

第9問:ウェブサーバ内の不要になったファイルは、削除して残さないようすることもセキュリティ対策の1つである 。

正回答:1
不要になったデータは、必ず削除しましょう。
特にCMSやメールフォームの場合、メンテナンス・アップデートがされないまま放置すると、セキュリティが甘くなり悪意ある攻撃の的になる場合もあります。
不要な仕事とストレスを回避するためにも、削除しましょう。

第10問:「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン(厚生労働省)」において、“ディスプレイ画面と眼の視距離をおおむね 40cm 以上”としたのは、眼に負担をかけないで画面を明視することができ、かつ、眼とキーボードや書類との距離の間に極端な差が生じないようにするためである。

正回答:1
労働環境に関する設問ですが、基本的に心身に負担のかからない方を選択すれば、ほぼ正解です。
文字数の多い文章問題に、若干の威圧感を感じますが、落ち着いて理解し問題に挑みましょう。

次回は「Webデザイン技能検定3級(学科) 絶対に合格できる過去問徹底解説:平成30年度第2回(11)〜(20)」です。