ウェブデザイン技能検定試験問題、二級を解説(26)〜(30)
5月に行われたウェブデザイン技能検定の過去問について解説をいたします。
7月前半に回答してきたはずなのに、既に8月中旬。
先月は本業が超絶繁忙期を迎え、3週間休み返上で仕事に邁進していました。
ディレクションって大切ですね。マジで。
ウェブデザイン技能検定二級 (26)〜(30)の解説
ウェブデザイン技能検定二級は、(1)〜(15)は○or×の二択問題、(16)〜(40)が四択問題になります。
(26)〜(30)はHTML・CSSの基礎と、セキュリティに関する問題が出題されます。
(26)HTML5における、table要素のborder属性値に1を指定した場合の説明として、適切なものを以下より1つ選択しなさい。
1.この表はユーザエージェントによってページレイアウト目的とみなされる。
2.この表はページレイアウト目的ではないことを明示している。
3.この表の背景色が自動的に白に指定される。
4.そのような指定はできない。
正解:2
table要素にborder=”1″を記述すると「その表がレイアウト目的ではないことを示すことができる」ようです。
そもそもtableレイアウトなど推奨されていないのだから、この記述自体、不要に感じますが…
(27)box-sizingプロパティのデフォルト値はどれか。以下より1つ選択しなさい。
1.margin-box
2.border-box
3.padding-box
4.content-box
正解:4
正解は「content-box」になります。
ボックスにwidthを指定した上で、paddingやborderを指定すると、指定したwidth+padding+border=実際の幅になりますね。
この厄介なスタイルを実行している張本人が「content-box」になります。
(28)背景色と文字色のカラーコードの組み合わせのうち、コントラスト比が一番大きい組み合わせはどれか。最も適切なものを以下より1つ選択しなさい。
1.背景色#505050:文字色#111111
2.背景色#e6e6e6:文字色#111111
3.背景色#c2c2c2:文字色#111111
4.背景色#2f2f2f:文字色#111111
正解:2
ウェブデザイン技能検定が好きな「コントラスト」に関する問題です。
文字色が「#111(ダークグレー)」のため、最も明度が高い「#e6e6e6(ペールグレー)」が最もコントラストが高い状態になります。
(29)「upper camel case」を採用したHTMLやCSSのコーディング規約を作る場合、そのルールに合致している文字列はどれか。最も適切なものを以下より1つ選択しなさい。
1.mainmenu
2.subTopic
3.anser_list
4.PreEntry
正解:4
これもウェブデザイン技能検定が好きな「upper camel case」に関する問題です。非常によく出題されます。
単語毎の半角スペースを無くし、頭文字を大文字にする書式です。
サービス問題なので、必ず正解しましょう。
(30)入力フォームで発生する問題とマイクロインタラクションによる改善が一致しないものを、以下より1つ選択しなさい。
1. パスワード設定で強度不足によるやり直しが多かったので、パスワード設定中にパスワードの強度を表示するようにした。
2. 必須項目に気がつかず送信できないことが多かったので、必須項目を入力し終わるまで送信できないようにした。
3. ファイルのアップロード完了を待たずに何度もアップロードボタンを押そうとする人が多かったので、アップロードの進行状況を割合で表示するようにした。
4. 文字数オーバーでエラーになることが多かったので、あと何文字入力可能かリアルタイムで表示するようにした。
正解:2
マイクロインタラクションとは「ユーザーの入力に対し、フィードバックやステータスの変化を正しく伝えるための細かなデザイン」を指します。
問題の「2」はフィードバックやステータスの変化を表現しているとは言えないため、「2」は一致しないと言えます。
次は二級を解説(31)〜(35)です。
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