ウェブデザイン技能検定試験問題、二級を解説(36)〜(40)
5月に行われたウェブデザイン技能検定の過去問について解説をいたします。
回を重ねるごとに問題は難易度を増し、私もキチンを解説できるが不安ですが、頑張ってみます。
ウェブデザイン技能検定二級 (36)〜(40)の解説
ウェブデザイン技能検定二級は、(1)〜(15)は○or×の二択問題、(16)〜(40)が四択問題になります。
(36)〜(40)はCSSやアクセシビリティ、色彩に関する問題が出題されます。
(36)CSSの記述として、a要素にマウスオーバさせた時に、コンテンツが半透明になるものはどれか。以下より1つ選択しなさい。
1.a:hover{transparency: 0.5;}
2.a:hover{opacity: 0.5;}
3.a:hover{opacity: 50%;}
4.a:hover{opacity: 50;}
正解:2
注目するべきは、opacityに記載した内容。0が不透明度:0%を指し、1が不透明度:100%を指します。
(37)ECMAScriptはどこで実行されるか。最も適切なものを以下より1つ選択しなさい。
1.サーバサイドでのみ実行される。
2.クライアントサイドでのみ実行される。
3.サーバサイドでもクライアントサイドでも実行される可能性がある。
4.サーバサイドかクライアントサイドのいずれで実行されるかを、ウェブブラウザで指定することができる。
正解:3
ECMAScript(エクマスクリプト)とはJavaScriptの標準規格のことです。
サーバでもクライアントでも実行されることがあります。
(38)HTML 5.2 の仕様書において、アクセシビリティやユーザビリティの観点からlabel要素の代用としては使うべきではないと明記されているinput要素の属性はどれか。以下より1つ選択しなさい。
1.alt
2.title
3.value
4.placeholder
正解:4
私のplaceholderは未入力時に「入力例」などを記載する際に使用しています。
入力すると消えてしまうため、labelの代用には向かない…ということでしょうか?
(39)安全色彩の説明として、最も適切なものはどれか。以下より1つ選択しなさい。
1.長時間作業して目に優しい色
2.色相差により誤認識が起きない色
3.JISにより定められた安全を確保するための色
4.JISにより定められた画面表示と印刷した色が完全に一致する色
正解:3
安全色彩とは「JISにより定められた安全を確保するための色」を指します。
これも暗記でいきましょう!
(40)ウェブサーバへのセキュリティ対策として、不適切なものを以下より1つ選択しなさい。
1.ウェブ公開用のディレクトリに配置されているファイルは、一般的には外部から閲覧が可能となるため、公開する必要のないファイルは、公開用ディレクトリに配置しないようにする。
2.ウェブサイトの運営に必要のないサービスがウェブサーバ上で稼動している場合、そのサービスに対しては管理が不十分になりやすく、ぜい弱性が残されたままの状態で稼動している可能性があるため、必要のないサービスは削除する。
3.ウェブサーバをリモート操作する際の認証方法として、パスワード認証と暗号技術による公開鍵認証などを併用している場合、サーバに負荷がかかり可用性が低下するため、パスワード認証以外の認証は行わないようにする。
4.OSやアプリケーションにぜい弱性があった場合、そのぜい弱性をついて不正アクセスされる場合があるため、OSやアプリケーションのベンダーなどから提供されるぜい弱性情報を随時入手して、OSやアプリケーションを最新の状態に保つようにする。
正解:3
サーバの負荷よりも、より安全なものを選ぶようにしましょう。
皆様の合格に役立てられれば、幸いです。
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